湊かなえ初の青春小説!『ブロードキャスト』の見どころやあらすじを解説!

こんにちは!シエルです!!

今日紹介するのは、湊かなえさんの初の青春小説『ブロードキャスト』です!

あらすじ

中学最後の駅伝で惜しくも全国大会の出場を逃した町田は、ケガで出られなかったエースの山岸に誘われて陸上部で全国常連である私立青海学院高校への入学を決める。

しかし、町田は高校の入学前に交通事故にあい、陸上部に入って走ることはできなくなってしまう。

全国常連の陸上部に入るために青海学院高校に入学した町田にとって、陸上部に入学できないことは夢と希望を失ってしまったことになる。

何の期待も持てないまま向かった入学式で町田は放送部に誘われることとなる。誘われた理由は「声がいいから」だった。

町田は放送部で失われた青春を取り戻すことができるのか。中学とは全く違った分野での全国大会への再挑戦が始まる。

見どころ

大好きな湊かなえの初めての青春小説と聞いて、「これは読まねば!」と思い購入すると、舞台はまさかの放送部!僕は高校の時にサッカー部で、高校に部活動として放送部が存在していたのかすらわかりません。

そんな僕は運動と言えばであったり、文化部と言えばであったりした偏見を持っていたいたのだなと感じました。途中で町田が感じる「汗も涙も流していない努力」を軽んじていたのだと気づかされましたね。

これはぜひとも運動部の皆さんにも読んでみてほしいと思います!町田が運動部だったので運動部視点で考えていることに共感でき、自分の中にある考えが呼び起こされます。

他には作品を作る人の想いを感じることができます。作品には込められたメッセージがあることを知るとこれから触れる作品を奥深くまで楽しむことができるかもしれないと思わせてくれます。

弱小校が全国大会を目指すのではなく、全国大会常連校が顧問が変わって危機に陥りながらも全国大会を目指すというのもあまり描かれない強者側の視点な気がします。

まとめ

湊かなえさんの初の青春小説である『ブロードキャスト』

あのころの青春を取り戻すためにもぜひ読んでみてください!

おすすめ度:☆3.8

これからも本や映画の紹介をしていくので、見に来てくれるとありがたいです!

それでは、また!!