自分の居場所は自分で見つける。愛されなかった少女たちは、自分を愛するために戦う。『愛されなくても別に』
こんにちは、シエルです!
今日紹介するのは、武田綾乃さんの作品である『愛されなくても別に』です!

あらすじ
愛されているならば、何をされても許さないといけないのか。
母に愛されている宮口陽彩は、大学生にも関わらず月に8万円もの金を家に入れながら家事もこなして、母の世話もすべてこなしている。
もちろん遊ぶ時間も金もなく、勉強すらもおろそかになるほどのハードスケジュールな毎日を過ごしている。
母は何もできないわけではなく、社会に出ればしっかりと仕事をこなすものの、家に帰ると全く何もしない陽彩に依存した浪費家になる。
そんな過酷な毎日を過ごしているときに、自分よりも不幸なのに楽しそうに生きている江永に出会う。
この出会いをきっかけに陽彩の人生は大きな変化を遂げていく。
感想
自分がいかに恵まれている存在であるかということを身を染みて感じる内容でした。
これまで当たり前だと思いながら享受してきたものが実は当たり前ではないということが、当たり前を持っていない人の人生を見ることによってわかりました。
本が自分以外に人生を追体験するためのものという言葉の意味がわかりましたね。小説ですけど。
全員が全員共感できる話かと言われるとそうでもない気がするけど、大学生の自分にとっては「不幸中毒」の話など共感しながら読むことができました!
まとめ
愛されなかった大学生の少女たちを描いた小説『愛されなくても別に』
愛とは何かを考えさせられる1冊でした!
おすすめ度:☆3.5
これからも本や映画の紹介をしていくので、見に来てくれるとありがたいです!
それでは、また!!
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