恩師を殺したのは誰だ。大胆不敵で神出鬼没なマジシャンのトリックを見逃すな。『ブラックショーマンと名もなき町の殺人』

こんにちは!シエルです!!

今日は東野圭吾の作品である『ブラックショーマンと名もなき町の殺人』を紹介します!

あらすじ

コロナの影響で町の収益源を大きく失った日本のどこにでもある名もなき町で、殺人が起きた。

被害者はその町で長年教師として活躍し、生徒たちからも尊敬されている人物。

不可解な謎に包まれる殺人には、コロナで大打撃を受けた町での様々な思惑が関わっていた。

慕われた恩師を殺したのはいったい誰なのか、小さな町で様々な人が抱える秘密とはいったい何なのか。

「トリックの種明かしは禁物です」

感想

東野圭吾からするとコロナさえもこんな風な物語に変えてしまうのかと驚いてしまいました。

コロナという状況だからこそ可能になるトリックの数々はまさにお見事としか言いようのない作品でした。

ついに小説にまでコロナが出てきてしまって一瞬嫌な気持ちになったけど、この内容なら仕方がないなと納得させられました。

そしてこの作品の魅力として、「人」もあげられるかなと思います。

この作品では頭は切れるけどどこか横暴な武史が個人的には魅力的な登場人物でしたね。

おかげでひとつひとつのシーンに対して面白さを見出すことができました。

武史が出てこなかったらオチのわりに少し長かった気もしたけれど、伏線もすべて回収されてきれいにまとまっていたなと思いました。

まとめ

今日は東野圭吾のミステリー小説『ブラックショーマンと名もなき町の殺人』を紹介しました!

コロナの時代だからこそ生み出されたトリックの数々に酔いしれてみてください!

オススメ度:☆3.9

これからもおすすめの本や映画あを紹介していくので見に来てくれるとありがたいです!

それでは、また!!