いなくなってしまった友達の、大切なものを守るために『青くて痛くて脆い』

こんにちは!シエルです!!

今日紹介するのは、住野よるさんの小説が原作となり、狩山俊輔さん監督、吉沢亮さんと杉咲花さんが主演の映画『青くて痛くて脆い』です!

大学で出会った2人が作った「秘密結社」をめぐる青春物語。

中盤にある急展開は、誰にも予想できない方向へと物語をシフトさせていきます。

現代を生きる若者に向けて観てほしい映画ですね!

あらすじ

人と近づきすぎない、人の意見を否定しない、この2つを自らに課し、傷つかずに生きようとする楓と理想を語り、周りから浮いてしまう寿乃が大学で出会い物語は始まっていく。

寿乃はサークルを探すも雰囲気の良いサークルを見つけることができない。そこで楓からのアドバイスで秘密結社「モアイ」を立ち上げることとなる。

2人から始まったこのサークルはなりたい自分になり、世界を変えるために作られた大それたサークルだった。

初めは寿乃を避けている楓だったが、次第にモアイの活動を通して2人の距離は縮まっていく。

そこから3年後、楓はもうモアイにはいなかった。なぜなら、モアイに寿乃はもういなかったから。

楓は変わり果ててしまったモアイを潰して、もとのモアイに戻すための計画を練ることになる。

なぜ寿乃はいなくなってしまったのか。物語の中盤の急展開にだれもがきっと驚かされる。

現代の若者の心の内側を描く、青くて痛くて脆い青春の物語。

感想

自分が大切で傷つくことを必要以上に恐れる、そんな若者特有の心情を少し大袈裟なほどに描かれている映画だと思った。

僕自身大学生で客観的にみればかっこ悪いことだとわかっていながら、自分にもこんな一面があるんだろうな、、と思ったり。

人と関わりながら生きているこの社会で全く傷つくことなく生きるのは不可能で、それでも傷つきたくないから人と関わらない。合理的に見えて、自分をただ守りたいだけの幼稚な行動なんだと気づく。

これからも傷つくかもしれないけど、人と関わっていきながら、傷つくことに対して向き合って生きていきたいと思わせてくれました。

まとめ

若者ならだれもが持っている心情を描いた作品である『青くて痛くて脆い』

出会うことのなかった自分の青春かもしれないと思いながら見ると、また違った見方ができると思います。

おすすめ度:☆3.2

これからも本や映画の紹介をしていくので、見に来てくれるとありがたいです!

それでは、また!!