人類に残された時間は、1か月。荒れ狂う世界の中で、それでも生きようとした。『滅びの前のシャングリラ』
こんにちは!シエルです!!
今日紹介するのは、凪良ゆうさんの作品である『滅びの前のシャングリラ』です!

この作品は2020年の本屋大賞を受賞した凪良ゆうさんの、受賞後1作目の作品です!
『流浪の月』によって本屋大賞を受賞した凪良ゆうさんはどのような作品を世に送り出すのか。ぜひチェックしておきたい一冊ですね!
あらすじ
1か月後、地球に小惑星が衝突して人類は滅亡します。
突如そう告げられた世界は、混乱して秩序はなくなり、略奪も殺しもなんでもありな地獄へと化していくこととなる。
そんな地獄の中でも、生きるとは何か、死ぬとは何か、そして幸せとは何か。滅亡し行く世界の中で問い続けた4人の物語。
人類全員に突然寿命が言い渡され、絶望が目の前だからこそ考えることができた命、家族、成功、人生。
地獄と化したこんな世界でも、希望の光は存在するのだろうか。
感想
自分は「今」を生きることができているのだろうか。そう問いかけられているように感じました。
物語の設定としてはあり得ない世界ではあるけれど、本当に可能性がないかと言われるとそんなことは全くない。
人類が滅亡するとなると人はこうなってしまうのか、と考えると秩序なんてものは脆く、崩壊するかもしれないものなんだなと思いました。
そんな世界になったときに自分には何が残されているのか。
自分にとっての生きる意味とか、本当の幸せとか、なりたい姿とか、そんなものを一度立ち止まって考えたくなりました。
物語としておもしろく、それでいて自分の人生について考えることのできる作品です。
舞台も現代で設定されているので、物語にも入り込みやすく、想像力を駆使してどのような情景になっているのかを考えるとおぞましい景色が見えましたね、、、
次に読む一冊に迷っている人にはぜひ読んでほしいですね!
まとめ
凪良ゆうさんの本屋大賞受賞後の1作目となった『滅びの前のシャングリラ』
迫りゆく世界の滅亡にドキドキしながら登場人物たちの成長や人生を見届けてみてください!
おすすめ度:☆3.8
これからも本や映画の紹介をしていくので、見に来てくれるとありがたいです!
それでは、また!!